2009年 02月 10日
なぜ、スウェーデン? |
「どうしてスウェーデンに行ったのですか(スウェーデンだったのか)?」
ということを、とてもよく聞かれます
・・・・・
はじめて染織というものに出会ったのは高1の選択授業のときでした
(卒業時には絞りの着尺を一反織り上げていたので、高校生としてはとてもレベルの高い授業内容であったと思います)
その授業で見たスウェーデン織りの本に載っていた織物がとても印象的で
いつかはスウェーデンに行きたいと、その頃既に思っていたように記憶しています
漠然と直感とゆーか、憧れとゆーか、夢的な感じで・・・
その後大学で染織を専攻し、様々な織物にふれるごとに、その思いは強くなっていきました
・・・・・
ファイバーアートと呼ばれる造形物には全く魅力を感じなかったし(そんな才能もなかったケド)
研修旅行で訪れた、京都、金沢、沖縄の工房で見せていただいた
着物や帯といった伝統織物の数々
日本人の繊細な美意識や、素晴らしい技術にはふるえるほど感動したけれど
自分がその伝統文化の担い手となるか、といわれるとそれも違う気がした
学術的に素材を研究したり
コンピューターを駆使した複雑な織りの組織の探求にも興味が持てなかった
ワタシが織りたかったのは、もっとずっと普通の布
生活に根ざした、暮らしの必然から生まれて、使われてきた美しい布
テーブルリネンを使って食事をすることが特別でなく
ラグやタペストリーといった毛織物が日常の暮らしと共にある
そんな国で受け継がれてきた、生活に寄りそった織物を体感したかった
だからスウェーデンだった、のだと思います
・・・・・
日本の民芸運動も、ヨーロッパのアート&クラフツといった思想も知らない
勉強不足の学生(!)で知識なんて全くなかったけれど
「自分の織りたい布」の端っこだけは、感覚的にしっかりと握り締めていたのかなぁ
と、今振り返ると思います
ということを、とてもよく聞かれます
・・・・・
はじめて染織というものに出会ったのは高1の選択授業のときでした
(卒業時には絞りの着尺を一反織り上げていたので、高校生としてはとてもレベルの高い授業内容であったと思います)
その授業で見たスウェーデン織りの本に載っていた織物がとても印象的で
いつかはスウェーデンに行きたいと、その頃既に思っていたように記憶しています
漠然と直感とゆーか、憧れとゆーか、夢的な感じで・・・
その後大学で染織を専攻し、様々な織物にふれるごとに、その思いは強くなっていきました
・・・・・
ファイバーアートと呼ばれる造形物には全く魅力を感じなかったし(そんな才能もなかったケド)
研修旅行で訪れた、京都、金沢、沖縄の工房で見せていただいた
着物や帯といった伝統織物の数々
日本人の繊細な美意識や、素晴らしい技術にはふるえるほど感動したけれど
自分がその伝統文化の担い手となるか、といわれるとそれも違う気がした
学術的に素材を研究したり
コンピューターを駆使した複雑な織りの組織の探求にも興味が持てなかった
ワタシが織りたかったのは、もっとずっと普通の布
生活に根ざした、暮らしの必然から生まれて、使われてきた美しい布
テーブルリネンを使って食事をすることが特別でなく
ラグやタペストリーといった毛織物が日常の暮らしと共にある
そんな国で受け継がれてきた、生活に寄りそった織物を体感したかった
だからスウェーデンだった、のだと思います
・・・・・
日本の民芸運動も、ヨーロッパのアート&クラフツといった思想も知らない
勉強不足の学生(!)で知識なんて全くなかったけれど
「自分の織りたい布」の端っこだけは、感覚的にしっかりと握り締めていたのかなぁ
と、今振り返ると思います
by shop-nako
| 2009-02-10 15:37
| 思うコト